編集後記

2010年10月号 連載 [編集後記]

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いやはや、民主党代表選の9月14日というタイミングは、本誌にとって最悪だった。ほとんど下版と間がないので、やむなく締め切り日を1日繰り下げた(配達も1日遅れになりますのでご容赦を)。それでも党員・サポーター票の行方が読めず、「三歩先を読む」本誌も、どっちが凱歌をあげるかは出たとこ勝負。ライターは「菅勝利シナリオ」と「小沢勝利シナリオ」の2種類の予定稿を用意して、サプライズに備えた。▼結果は下馬評どおりの菅再選。どうにか今号は編集できた。だが、これは「終わりの始まり」にすぎない。メディアは「ヒール(悪役)小沢」なきあとの菅政権に、たちまち愛想づかしをするだろう。かつて党内に悪役を仕立てて喝采を浴びた「小泉ポピュリズム」を、菅首相も踏襲していたが、賞味期限はすぐ切れる。ラグビーと違って「ノーサイド」と言った途端、菅ブームは気の抜けた風船のようにし ………

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