グループ首脳に読ませたいみずほ「産業調査部レポート」

2010年10月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]

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メガバンク筋で「純粋持株会社体制におけるグループ経営上の落し穴」というレポートが話題を呼んでいる。純粋持ち株会社体制におけるメリット、デメリットを分析したレポートだが、作成したのが、あのみずほコーポレート銀行の産業調査部なのだ。みずほグループと言えば、持ち株会社「みずほフィナンシャルグループ」の傘下に「みずほコーポレート銀行」と「みずほ銀行」があり、それぞれ会長(現在は特別顧問)、社長・頭取を置き、旧日本興業銀行、旧富士銀行、旧第一勧業銀行が三つ巴の権力闘争を繰り返し、顰蹙を買っていた。レポートには、みずほグループの病弊を告知するかのごとき指摘がなされているのだ。曰く、純粋持ち株会社体制のデメリットとして、①グループ会社の役割・権限を変更しにくい、②組織を変更しにくい、③傘下企業をコントロールしにくい、④グループ内の事業間連携を具現化しにく ………

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