日本弁護士連合会会長 宇都宮 健児氏

司法改革にひずみ修習生給費制守れ

2010年10月号 LIFE [インタビュー]

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――裁判員制度、法科大学院、新司法試験発足などの司法制度改革が始まってちょうど10年です。現状をどう見ますか。宇都宮 あまりに拙速だったという批判は免れません。法曹人口増に対して司法インフラの整備が全く進まないからです。市民のための司法改革――とりわけ社会的・経済的弱者に光が当たるよう、「第二次司法改革」と位置づけて見直しを始めています。――新司法試験合格者数は、今年は昨年より31人増えて2074人となりました。宇都宮 増員の必要性はあったと考えますが、その増え方には疑問を持っています。「小さな司法から大きな司法へ」と叫ばれた司法改革ですが、国の司法予算は改革前と同じ0.4%以下にとどまります。経済が低迷を続ける中、貧困層やワーキングプアをめぐる法的な助力が必要なトラブルは増え続けるでしょう。私は「司法のセーフティネット」と呼んでいますが、独力で司法サ ………

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