ベトナム原発受注は単独より連合

中国海軍の脅威増大で、東アジアサミットにロシアが正式に加わる。日本にもチャンスだ。

2010年9月号 POLITICS

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東アジアサミット(EAS)にロシアが正式加盟する――7月20日、東南アジア諸国連合(ASEAN)は、中国、日本、韓国、豪州、ニュージーランド、インドの関係6カ国と結成したEASに、米国とともにロシアも正式メンバーとして招待すると発表した。2012年にロシア極東の港ウラジオストクで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)を控え、東アジアへの積極関与政策を展開してきたロシアが、具体的な成果を上げつつあることの証しだろう。ロシアはすでに、アジア太平洋地域の政治・安全保障に関する対話フォーラムとして94年に始まり、現在26カ国+欧州連合(EU)が参加するASEAN地域フォーラム(ARF)の正式メンバーになっている。将来の東アジア共同体の創設を視野にいれた組織のEASにも正式加盟の意向をかねてから表明。だが、これまでは二つの阻害要因があった。まずは米国ファクター。従来、米国は自ら参加 ………

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