解散・総選挙は早まる! みんなの党が候補者探し

2010年9月号 POLITICS [ポリティクス・インサイド]

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参院選で大躍進したみんなの党の渡辺喜美代表が、菅政権との連立を強く否定するのにはわけがある。一つは公務員の「天下り」禁止や人件費削減をめぐる菅直人首相の対応が不十分であることへの不満だが、「それはいわば『表向き』のポーズに近い」(みんなの党関係者)。むしろ渡辺氏が警戒するのは、菅首相が9月の民主党代表選に勝利して続投した場合、「政権が早期に行き詰まり、1年以内に衆院解散・総選挙に打って出るかもしれない」(みんなの党幹部)ことだ。このため渡辺氏は、来年春の統一地方選挙での候補者擁立に力を注ぐと同時に、衆院選の300小選挙区で「100人以上」の候補者擁立に向けた人材発掘に動き出した。また、万一、菅首相が代表選に敗れて、新政権が発足した場合、先の代表選で反小沢包囲網に封じ込められた小沢一郎前幹事長が復権する可能性が高い。その展開は、みんなの党にとって ………

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