警視庁が捜索したセイワフード。追い詰められてせっせと献金。あの石川議員が国会で助け舟?
2010年9月号 DEEP
中国、台湾、日本と、産地は別でも元はどれも「ニホンウナギ」のシラス(稚魚)だから、加工が同じなら味にほとんど変化はない。しかしスーパーで買えば、国産の蒲焼きは一尾およそ1300円で、中国産や台湾産はその半値。ここに業者が「産地偽装」という誘惑に駆られる理由がある。過去、ウナギの偽装は繰り返されてきた。台湾産を宮崎産と表示、東国原知事のイラスト入りシールを貼って出荷していた宮崎県の業者。台湾産として売り出そうとしたが、顧客の注文で国産と偽って販売した静岡県の業者……。毎年、偽装が繰り返され、摘発されれば運が悪かったと発想する業界だから質が悪い。だが、専門商社のセイワフード(本社・東京都港区)が偽装表示をしていたとなると話は別である。警視庁は、7月15日、産地偽装容疑でセイワフードと販売先の大福(本社・大阪府茨木市)など数カ所を家宅捜索した。セイワ ………
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