2010年9月号 連載 [RELIGIOUS WORLD]
インターネット全盛の世。宗教界にとっても欠かせないのがサイトの充実だ。各教団はもちろんのこと、個々の寺社や教会なども自前のサイト作りに、非常に力を入れている。凝ったデザインのものもあれば、若者が関心を持ちやすい内容を前面に出しているもの、より重厚なしつらえで威厳を醸し出すものもある。いずれにせよ、PRや布教の重要なツールとして、不可欠の存在になっているのは間違いない。そんなご時世とは百も承知のうえで「行き過ぎはいけませんよ」と釘を刺したのが、全国約8万社を束ねる神社本庁だ。7月12日号の神社新報は「代理参拝などに注意喚起」との見出しを掲げ、一部神社のネット利用が「神社界の方針と相容れない」と、あえて苦言を呈した。同紙によると、神社本庁が7月1日付で各神社に通知したのが、ネット活用に関する留意事項。ネットの有意義な活用を説きつつも「バーチャル参拝 ………
オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。
FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。