大坪パナソニックが「怒りの鉄拳」

言うことを聞かない子会社を捩じ伏せた剛腕に勝機は? 8千億円超の投資効果が問われる。

2010年9月号 BUSINESS

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「卑屈にならないでほしい」7月29日、パナソニックは子会社のパナソニック電工と三洋電機を来年4月1日付で完全子会社化すると発表した。同日午後3時半、三洋社内に流れた「玉音放送」で、社長の佐野精一郎は、そう語りかけた。三洋の経営難が表面化したのは2005年秋。その後、米ゴールドマン・サックスなどが大株主に就くと同時に取締役として経営にも参画。その後、上場廃止の危機に陥ったが、08年末にパナソニックの出資(50.
5%)を得て、生き残った。そのわずか2年後、パナソニックはTOB(株式公開買い付け)で、三洋を完全子会社化すると発表したのだ。06年に大坪文雄が社長に就任して以来、パナソニックはプラズマと液晶の薄型パネルの生産に計4千億円超の巨額資金を注ぎ込み、三洋の子会社化にも4千億円を投じてきた。リーマン・ショック以降、パナソニックは2期連続で最終赤字。結果、今年3月 ………

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