富士バイオメディックスの倒産は疑惑まみれ。あの番場秀幸氏に連なる元行政書士が暗躍。
2010年9月号 BUSINESS
証券取引等監視委員会(SEC)が、富士バイオメディックスを舞台とする粉飾決算の解明を目指し、関係先に対して一斉調査に乗り出していたことが明らかになった。元社長(51歳)のほか、管理本部副本部長の肩書で入り込んでいた元公認会計士(51歳)が疑惑の中心。その背後では「粉飾アレンジャー」と目され、脱税人脈にも連なる元行政書士(51歳)が暗躍していたとみられる。名証セントレックスに上場していた富士バイオメディックスは2008年10月、負債218億円を抱えて民事再生法の適用を申請、事実上倒産した。医療検査事業を手がける同社は首都圏に本社を置きながら地方の新興市場に上場。しかも、後に循環取引スキャンダルが持ち上がった加ト吉の創業者、加藤義和氏の関連会社が大株主だったこともあり、05年8月の上場時からひそかに動向が注視されていた銘柄だった。そんな会社の散り際は、やはり疑 ………
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