2010年9月号 DEEP [ディープ・インサイド]
来年2月に任期満了となる愛知県知事選の行方が混沌としてきた。河村たかし名古屋市長は、対立する市議会に対するリコールを呼びかけ、実現すれば自らも辞任する意向だ。その後、県知事選には独自候補を擁立、市長選、市議選、愛知県知事選の「トリプル選挙」で支持勢力を拡大する構想だ。現職の神田真秋知事は現在3期目。元は自公民の相乗り候補だったが、前回の選挙では民主党が石田芳弘・元犬山市長を擁立。神田氏が勝利したものの得票差はわずか。4期目に出ても当選は難しいと見られる。だが、民主の側も一枚岩ではない。石田氏はその後に愛知6区から出馬し民主党の衆院議員となったが、8月に入って知事選立候補の意向を公にした。それと同時に出馬表明したのが、元総務省官房審議官の御園慎一郎氏だ。御園氏は1977年に旧自治省に入省。98年から2年間、愛知県総務部長を務めた。4年前にも民主党はぎ ………
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