2010年9月号 DEEP [ディープ・インサイド]
「これまでのように温情で残すことはない。売却する時には従業員も一緒だ。清算する時には従業員は職を失う」SBIグループ総帥、北尾吉孝代表取締役CEOの発言が、グループ内に激震を走らせた。北尾氏は「会社をどんどん増やす規模の拡大時期は終わった。これからは、成長を重視していく。グループ内の事業体を荒削りの原石から、最も美しく輝くブリリアントカットのダイヤモンドにすることをめざす」とも語ったという。同グループには、事業部ならびに事務所を加えた事業体が173あるが、「グループの収益を担う事業体は何かを吟味した結果、偶然にもブリリアントカットの58面体と同じ58事業体になった。この58事業体のブリリアントカット化を、今後3カ年の基本戦略とする。黒字化のメドの立たない事業体は清算あるいは売却する」(北尾氏)というのが、冒頭の発言の趣旨だ。実は、北尾氏は帯状疱疹を患い ………
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