警察と弁護士が貪る「マル暴」対策利権

「反社」キャンペーンの嵐で、笑いが止まらない警察当局と民暴系弁護士の知られざる実態。

2010年9月号 DEEP

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暴力団など「反社会的勢力」の排除に異を唱える人はほとんどいないだろう。大相撲力士らの野球賭博問題もあり、政府・警察と大手メディアによる「反社」キャンペーンに拍車がかかっているが、こうした世相に翻弄されている人たちや、逆に笑いが止まらない人たちがいることは、あまり知られていない。「反社」キャンペーンの裏側を紹介する。まず「反社」とは、どのように定義されているのか。「暴力、威力と詐欺的手法を駆使して経済的利益を追求する集団または個人」政府は2007年に公表した「企業が反社会的勢力による被害を防止するための指針」でこう定義し、見分ける際には「暴力団、暴力団関係企業、総会屋、社会運動標ぼうゴロ、政治活動標ぼうゴロ、特殊知能暴力集団等といった属性要件に着目するとともに、暴力的な要求行為、法的な責任を超えた不当な要求といった行為要件にも着目することが重 ………

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