トルコがイスラエルに「最後通牒」

ガザ支援船急襲が決定打。軍事と諜報の「遠交近攻」が破れ、トルコはイランに急傾斜した。

2010年8月号 GLOBAL

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「われわれに謝罪するか、中立的かつ国際的な調査団とその調査結果を受け入れるか、そのどちらかだ。さもなければ外交関係を断絶する」7月5日、トルコのダウトオール外相はイスラエルに「最後通牒」を突き付けた。5月31日にパレスチナ自治区ガザへ向かっていた国際支援船団をイスラエル軍が急襲、トルコ国籍の活動家9人が死亡した事件で、トルコ・イスラエル関係が外交関係断絶の瀬戸際まで悪化している。トルコはテルアビブから大使を召還し、共同の軍事演習を中止、イスラエルに対して正式な謝罪と犠牲者に対する賠償を請求。6月末には、イスラエルの航空機がトルコ領空内を通過することを禁止した。これは単なる2国間関係にとどまらず、中東地域全体の地政戦略バランスに大きな影響を与えかねない出来事だ。この事件の衝撃の烈度を理解するには、両国間の軍事・諜報分野での「秘密同盟」の歴史を振り ………

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