「赤い副大臣」平岡が暴れる理由

元大蔵省エリートなのに、「国民ID」にも「原発推進」にもつっかかる。直嶋経産相が激怒した。

2010年8月号 POLITICS

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いま思えば、奇妙な不協和音はそのころから聞こえていた。「小鳩」退陣で民主党支持率が60%前後にはね上がっていた6月17日午後4時。首相官邸の菅直人総理の前に、全閣僚と副大臣が顔をそろえた。菅総理は「支持率V字回復」に気をよくして「強い経済、強い財政、強い社会保障」を掲げ、この日はそれを実現する「新成長戦略」を確認する成長戦略策定会議を開いた。冒頭、議長を務める菅は「(戦略を策定した)経済産業省に支えられてここまで来ることができた」と経産省に感謝の意を表し、こう続けた。「強い経済なくしては財政も社会保障も成り立たない。来年度予算は成長戦略を柱につくる」その首相の決意とともに“シャンシャン”会議で終わるはずだった。ところが、緊張が走った。副議長として直嶋正行経産相が締めくくりの挨拶に立ったのだが、ふだんは穏やかな物腰の直嶋の口から、唐突にキツい言葉 ………

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