2010年8月号 連載 [メディアの急所]
テレビ広告の不況に底打ちの兆しが見える。不振をかこっていたタイム(番組提供)広告に4月以降、下げ止まりの傾向が出てきた。こうした中で在京キー局の「3強2弱」がいよいよ鮮明に。勝ち組はフジ・メディア・ホールディングス、日本テレビ、テレビ朝日の3社。負け組はテレビ東京、TBSホールディングスの2社だ。まずフジは4月以降も視聴率が在京トップを維持しているうえ、スポンサー企業のメーンターゲットであるF1層(20~34歳女性)、M1層(20~34歳男性)に強い。 これまで慎重だった番組制作費の抑制についても、今年度は削減(前年度比2~3%)に手をつけるため増益要因となる。放送外事業でも『踊る大捜査線3』『THE LAST MESSAGE 海猿』など人気ドラマの映画化に伴い、過去最高の興行収入が見込まれ、首位を独走する勢いだ。これを追う日テレもタイム広告の下げ止まりに加え、業績の足を引っ ………
オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。
FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。