リスクは覚悟のうえ?プロミスが中国進出

2010年8月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]

  • はてなブックマークに追加

消費者金融大手のプロミスが中国・深圳市へ進出する。過払い利息返還の負担に加え、改正貸金業法の完全施行により国内事業環境は真っ暗。7月1日には、子会社の三洋信販も含め900人の希望退職者を募集したところ、従業員の36%に当たる966人の応募があった。それでも7千億円を超える有利子負債を抱える窮状は変わらない。起死回生策を中国進出に求めた。プロミスは月収8千元(約10万円)程度のホワイトカラー(中間層)に狙いを定め、無担保・無保証の消費者金融を展開する。貸出金利は中国人民銀行が定める貸し出し基準金利の4倍まで可能。現在の水準なら1年物金利で21%を超える。これに、制約のない「手数料」を上乗せし、40~50%の高金利で貸し付ける計画だ。3~5年で5店舗程度を開業し、貸付残高100億円、経常利益10億~20億円を目指す。親会社の三井住友フィナンシャルグループが中国の銀聯カード ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。