「女性宮家」にそっぽを向く菅総理

秋篠宮家の眞子、佳子内親王はじきに適齢期。典範を改めなければ宮家はやがて消滅する。

2010年8月号 LIFE

  • はてなブックマークに追加

天皇の地位は「主権の存する日本国民の総意に基く」と憲法第1条にあるが、過去60年間、総意を聞いてみようとしたことはなかった。世論調査ではいつも「天皇制支持」が7割程度と安定している。一見磐石に見えるが、皇位は世襲だから継承者がいなければ途絶えてしまう。それを知りながら、民主党政権は皇室典範改正には無関心だ。同党だけではない。政治は動かず参院選では問題にもならなかった。このままでは駄目なんだよ、と声を張り上げても空しく響く。政治家よ、どうする!皇位継承はいつも“綱渡り”だった。かつては側室制度があったし、血のスペアとしての皇族が背後に控えていた。だが現在は状況が違う。秋篠宮家を除けば、次世代はすべて女性であり、結婚すれば典範の規定によって皇族の地位がなくなる。改正なしでは将来的に宮家は消滅するのだ。天皇家の長女紀宮が結婚して、黒田清子になった通 ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。