JVC・ケンウッドが「最終処理」へ

りそな銀行から「再建請負人」が着任。パナソニックと銀行団の信を失った河原CEOの運命は。

2010年8月号 BUSINESS

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ケンウッドと日本ビクターの統合で誕生したJVC・ケンウッド・ホールディングスが崖っぷちに立たされている。出口の見えない業績不振に追い打ちをかけるように、旧ビクターの粉飾決算が発覚。再建を託された河原春郎最高経営責任者(CEO)は大株主や銀行団とソリが合わず、今や孤立無援。電機業界の合従連衡を主導するはずだった河原CEOは、自らが再編の濁流に呑み込まれる寸前だ。音響と映像で名を馳せた名門、ケンウッドとビクターに最終処理の足音が迫る。証券取引等監視委員会は6月21日、JVC・ケンウッドに計15億5千万円の課徴金納付命令を出すよう金融庁に勧告した。統合前のビクターが欧州のテレビ事業などで発生した損失を誤魔化して07年3月期決算を開示したうえに、その業績をもとに350億円の増資を行ったことが原因だ。この粉飾発覚で、JVC・ケンウッドは旧ビクター分を含めて過去の決算訂正に ………

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