マニフェストの「リセット」と政権の志

2010年8月号 連載 [隗より始めよ]

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鳩山政権を菅政権に切り替えるという選択は、その時点では単に参院選を控えて政権の頭をすげ替えただけでなく、昨年の衆院選のマニフェストを再考・再編成する絶好の機会だったと言える。昨年のマニフェストは、野党の立場で夢を追うあまり各項目間でのプライオリティーが定まらず、財源との関係が不明確だった。実際に政権の座について「政策の陳列棚の並べ替え」を行う宿命にあったとも言える。陳列棚の並べ替えに伴い、政権が責任を問われるのも必然だった。果たして鳩山前首相は辞任したが、政治とカネ、普天間の行き詰まりを一気に片づけ、一夜にして陳列棚を並べ替えたのみならず、一時的には支持率回復による参院選の展望が拓かれたかにみえた。選挙結果を受けて、本格的に政権運営が問われるのはこれからだ。並べ替えた棚はどうなったか。前提の財源から言えば、消費税の税率引き上げは遠のいた ………

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