定款変更により会長選任が「互選」から「決議」に突如変更。次期会長は下馬評どおり決まるのか。
2010年8月号 BUSINESS
関西電力は3月26日、八木誠副社長が社長に昇格し、森詳介社長が代表権のある会長に就く人事を発表した。翌朝、各紙は関電社長交代を報じ、それぞれこう書き添えた。「森氏は関西経済連合会の下妻博会長の後任にも有力視されている」(毎日、産経)、「来年5月が任期となる関西経済連合会の下妻博会長の後任として待望論」(朝日)と。26日付夕刊で今回の関電トップ人事をすっぱ抜いた読売に至っては「森氏は関西経済連合会副会長を務めており2011年5月にも下妻博会長(住友金属工業会長)の後任会長になることが有力視されている」と踏み込んだ。だが本当にこれで決まりだろうか。ある関経連副会長は「いつまでも関電と住金の時代ではない」と言い切る。きっかけは4月12日に内定した副会長人事と定款改正案だ。この日、関経連はレンゴーの大坪清社長と川崎重工業の大橋忠晴会長が新たに副会長として加わ ………
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