「独善」白川総裁が物言えば唇寒しの人事

2010年8月号 BUSINESS

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その人事を聞かされて、財務省の幹部はしばし絶句した。「日銀はどうなっているんだ。あいつら2人がいられないような組織になってしまったのか」財務省の信任も厚く、日銀の将来を担うと思われた幹部2人が、6月末と7月末に相次いで日銀を去る。先に辞めてセブン銀行へ行くのが、昨年11月に発券局長から金融研究所付となっていた大泉琢。続いて7月末に退行してリコーへ行くのが金融機構局審議役の神津多可思。ともに昭和55(1980)年入行組だ。「55年組は白川(方明総裁)さんに見限られたということだろう」ある日銀OBの解説である。2人が退行するに至った伏線となる人事が5、6月に行われた。5月に水野創理事に代わって抜擢されたのは田中洋樹(56年)。6月には堀井昭成理事の後任に雨宮正佳(54年)が上がり、田中と同期の櫛田誠希(総務人事局長)が総裁候補の有力ポストである企画局長に昇格した。一 ………

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