欧州ドミノに中国「防波堤」

「二番底は何としても防ぐ」と温家宝首相が力説。内需主導へ転換を迫られるが、労働争議の爆弾も。

2010年7月号 BUSINESS [ユーロ金融危機]

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ギリシャの次はポルトガルかと身構えていたら、「第二のギリシャ」などと新政権が口を滑らしたハンガリーに飛び火した。欧州の危機は財政への信認が崩れ、国債を保有する金融機関の信用が落ちる“複合危機”だから、歯止めをかけるのは至難の業。グローバルな危機に転化させないためには、中国など新興国が「防波堤」になってくれることを期待するほかない。5月24日と25日、北京で開かれた米中戦略・経済対話。ヒラリー・クリントン国務長官、ティモシー・ガイトナー財務長官を筆頭に、閣僚など総勢200人の米政府要人が乗り込んだ。まるでホワイトハウスが北京に引っ越したよう。そこにベン・バーナンキ連邦準備理事会(FRB)議長の姿も見えた。2日間の対話は欧州金融動乱に気を揉むガイトナー長官を勇気づけるものだったろう。半年前の米中関係は緊迫していた。グーグルへのネット検閲、地球温暖化問題で ………

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