情報遮断と戦えるか「菅官邸」

2010年7月号 連載 [手嶋龍一式INTELLIGENCE 第51回]

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民主党が政権を射程に入れつつあった去年の春、菅直人は議院内閣制を生んだ地、ロンドンを訪れた。来るべき総選挙で勝利した暁には、日本の官僚機構をどのように統御していけばいいのか、現地で何かを摑(つか)もうとしたのだろう。同じ時期にロンドンから帰った筆者と、政治家と官僚のあるべき関係について語りあったことがあった。イギリスでは保守党と労働党が交互に政権を担い、政治家と官僚機構の絶妙な間合いはすでに出来上がっている。日本とは実情が異なっていると筆者はつぎのように指摘した。「確かにイギリスの閣僚は政権に入って政策の大枠を決めており、政治主導の実をあげています。同じ議院内閣制を採用しているとはいえ、日本とは政治の実態があまりに隔たっており、そもそも参考にすべきなのか、疑問ではありませんか」彼の地では閣僚ポストに就くような人材はそれぞれに政策立案能力 ………

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