メディアを変えた「無邪気な猪突猛進」

『グーグル秘録』

2010年7月号 連載 [BOOK Review]

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グーグルと言えば便利な検索サイト、かなりの日本人がその程度に思っているのではないか。日本語で「ググる」といえばグーグルで検索することだが、本書の原題「Googled」は「グーグル化された」といった意味合いのようだ。「世界中の情報を整理し、あらゆる人が利用できるようにする」というグーグル社は、今や世界を支配下に取り込みつつある。グーグルについては、同社の秘密主義もあって、これまで内実に迫った報告は意外に乏しかった。米誌「ニューヨーカー」記者である著者は、グーグル社内への徹底したインタビューを通じて、経営陣の思考方法にまで迫っている。さらに新聞、テレビ、広告業界のトップら約150人にも取材、「グーグル化」された米メディア業界の混迷もリアルに描いてみせる。著者が取材した2年前の時点で、グーグルは全世界のネット検索の70%を占め他を圧倒していた。それにより ………

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