ふくおかFGが「地銀ナンバーワン」に王手

2010年7月号 BUSINESS

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福岡銀行を中核とするふくおかフィナンシャルグループ(FFG)が、総資産で地銀ナンバーワンに王手をかけようとしている。来年3月、九州新幹線が博多~鹿児島中央駅間で全線開通し、鹿児島が1時間20分で結ばれ「福岡経済圏」に入るのを見越して鹿児島攻略を画策。鹿児島の第二地銀、南日本銀行を手中に収めて、総資産で肉薄している横浜銀行を抜き、「質・量ともに地銀トップ」の座を奪うという目論見だ。FFGの総資産は11兆8千億円(2010年3月期、以下同)で地銀ナンバー2。首位の浜銀(総資産11兆9千億円)との差はわずか1千億円だ。これに対して南日本銀は総資産6600億円。これをグループに取り込めば浜銀を抜き去り、全国トップに躍り出る。さらに九州新幹線全通でぐっと近くなる鹿児島を版図に加えることで、福岡・熊本・長崎・鹿児島と西九州を貫く広域展開網も完成する。福銀はかねて本拠地福岡で ………

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