丹羽「中国大使」を待つ内外ハシゴ外し

2010年7月号 BUSINESS

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伊藤忠商事元社長の丹羽宇一郎相談役(71)が次期中国大使に内定したことは、中国首脳や党対外連絡部に大きな失望を与えている。外務官僚の指定席だった中国大使に初めて民間人を起用したこの人事は、民主党が専ら国民向けに「政治主導」を印象づけるのが狙いだ。ところが、「外交のプロ」が権謀術数の限りを尽くすことを誇りとする中国にとって、尖閣や海底ガス田権益から、軍事問題まで懸案を抱える日本が大使に素人を起用したことは、かえって「軽視された」という印象になる。菅新政権は発足早々に「日米関係重視」を打ち出したが、初っ端から対中関係で大チョンボとなりそうだ。この人事は民間人の大使起用に積極的だった鳩山前政権下で進められた。官邸では古川元久内閣府副大臣(現官房副長官)らが黒衣になって人選し、鳩山政権末期にようやく固まった。昨年12月に600人以上の大代表団を連れて ………

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