2010年7月号 DEEP [ディープ・インサイド]
米国に続き、日本でも大ブームを巻き起こしているアップル社のタブレット型パソコン「iPad」。電子デバイス業界では早くも「ポストiPad」の仕様が浮上した。その名も「iPadナノ」、より軽量の普及型商品だ。iPadは9.7インチのLED(発光ダイオード)バックライト付きIPS(横電界方式)カラー液晶を採用しているが、これを7インチにダウングレードし、価格はiPadが499ドルだったのを、ナノでは399ドルに引き下げるという。対するアマゾンの電子書籍端末「キンドル」は次世代機種ではカラーになるが、液晶ではなく現行機と同様、Eインク社製電子ペーパーを採用する見込み。バックライト不要の反射式表示デバイスで白黒表示は紙と遜色がない水準。コントラストも20対1と、ほぼ実用域に近づいている。アマゾンは消費電力が少なく、薄くて軽量なカラー電子ペーパーの採用で、iPadナノに対抗する。表示特性の違 ………
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