いよいよ3度目の事情聴取。幹事長を辞めたら検察に食い殺される。小沢は刑事被告人になっても権力の座にしがみつく。
2010年6月号 POLITICS [6月内閣改造の可能性]
民主党に衆院選で政権を与えた無党派層は今や、幹事長の小沢一郎と首相の鳩山由紀夫が支配する民主党を見放した。小沢が「決戦の場」と呼んできた夏の参院選で、民主党が改選の54議席を割り込むのは確実だ。党内の反小沢勢力を含め、参院選の敗北で小沢の政治生命が絶たれると予想する向きは多い。だが、小沢の辞書に「潔い」という文字はない。あらゆる手を打ち、最高実力者として居座り続けることを目論んでいる。「小沢支配」が、参院選後も続く可能性は十分にある。大型連休中の5月3日夜。小沢と鳩山は東京・紀尾井町のホテルニューオータニで秘密会談を行った。同ホテル内の料亭「なだ万」とみられている。首相の公式日程は、鳩山と官房長官の平野博文が、4日の鳩山の沖縄入りについて、食事をしながら打ち合わせたことになっている。が、真相は違った。
奇しくも昨年の同じ5月3日、小沢は幹事長 ………
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