ピョートル・シェドラビツキー氏(ロスアトム[ロシア国営原子力企業]副社長)

「原発」海外売り込み体系的アプローチを

2010年6月号 GLOBAL [インタビュー]

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――4月半ば、47カ国首脳が参加してワシントンで核サミットが開かれました。米国が核兵器廃絶を唱える一方、温暖化ガス削減で原子力発電所が建設ラッシュになりそうです。シェドラビツキー いま、世界は「原子力ルネッサンス」とでも言うべき状況にあります。原発がなかった国々が続々導入しようとしている。そのなかで核不拡散体制を確立、強化していかなければならない。核先進国は原発のなかった国に原子力産業をどう構築するかのモデルづくりをするべきでしょう。――問題は核物質の管理ですね。ロシアは3月末、国際原子力機関(IAEA)と核燃料バンク設立の合意書に署名しました。シェドラビツキー グローバルな原発インフラとして核燃料バンクは重要なものです。ロシアは核燃料の供給保証を何度も提唱し、その方向に向けてプロジェクトを推進してきました。――核燃料バンクは、原発用の低濃縮ウランを ………

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