政権末期の茶番「食品安全庁」構想

福島消費者相と赤松農水相が醜い縄張り争い。厚労省まで参戦して、屋上屋を架す恐れ。

2010年6月号 LIFE

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支持率が急落している鳩山政権で、食品安全庁を創設する構想が急浮上した。食の安全重視の姿勢を明確にし、政権浮揚につなげる狙いらしいが、構想はまだ生煮えで、屋上屋を架す恐れが大きい。しかし、農林水産省と消費者庁は早くも縄張り争いを始めた。「初めに省益ありき」では、国民不在の誹りは免れない。食品安全庁の新設を長期計画として打ち出したのは、農水省と消費者庁だった。農水省の今後10年間の政策指針となる「食料・農業・農村基本計画」(新農業基本計画)と、消費者庁が今後5年間を展望した「消費者基本計画」が揃って閣議決定され、ともに「食品安全庁の創設の検討」を盛り込んだのだ。

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この構想のそもそもの原点は、昨年の総選挙前に民主党がまとめた政権公約(マニフェスト)にある。マニフェストでは、食品安全に関して、「食品安全庁を設置し、厚生労働省と農林水産省に分かれて ………

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