北海道新聞社長が「人事介入」共同通信社長は風前の灯か

2010年5月号 DEEP [ディープ・インサイド]

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4月から56番目の加盟社として毎日新聞社が加わった共同通信社。6月には2年に一度の役員改選があるが、05年から社長を務める石川聰氏の続投が危ぶまれる。今回の改選で加盟社トップの理事会長に就くと見られる北海道新聞社(道新)の菊池育夫社長が、石川社長の退陣を働きかけているからだ。菊池氏は、石川氏が昨年11月に毎日加盟を発表した際、「毎日は加盟社とも包括提携する」と発言したことに、「そんな事実はない」と噛みついた。石川氏は「発言が不適切だった」と公に謝罪したうえ、自らや担当役員らを減給処分にして恭順の意を示した。それでも菊池氏の怒りは収まらず、石川氏や担当役員の退任を求め、後任の社長には、奥野知秀常務理事を充てるよう求めているという。「加盟社が共同の役員人事にこれほど介入した例はない」と、共同関係者は憤りを隠せない様子だ。ある加盟社の編集幹部は「菊池 ………

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