木村 皓一氏(ミキハウス社長)

子ども手当は恵みの雨 「百貨店不況」も底を打つ

2010年4月号 LIFE [インタビュー]

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――2009年の百貨店売上高が24年ぶりに7兆円を割り込み、閉店が続いています。木村 うちの売り上げの約7割は百貨店内のお店。慣れ親しんだデパートが姿を消すのは寂しいねぇ。08年秋のリーマン・ショックは非常にきつかった。うち全体の売上高は約5%減でしたが、外国人観光客が集まる銀座や新宿の百貨店内の売り上げは4割近く落ち込み、どうなることかと心配した。あれから売上高は前年に比べてずっとマイナス。昨年末にやっとプラスに転じました。

「子育て支援」はもっと手厚くてよい

――百貨店販売が持ち直した?木村 ミキハウスの百貨店売りはギフトが多い。孫のためなら、じいちゃん、ばあちゃんも財布の紐をゆるめる。多少値が張っても、子ども服ブランドは安定しているんです。今年1月の全国の百貨店売上高は対前年比約6%の減で、23カ月連続のマイナスでしたが、復調傾向がはっきりしてきた。リーマン・ショック後、激減していた ………

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