トヨタ敗北の元凶「章男親衛隊」

社長直属組織の乱造で社内の意思決定が混乱。リコール問題への対応を誤った最大の原因か。

2010年4月号 BUSINESS [御曹司よ、目を覚ませ!]

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名古屋市に覚王山日泰寺という豊田一族の菩提を弔う寺がある。豊田家の広い墓所を見渡すと、一段と高く目立つところに豊田佐吉翁、喜一郎氏が眠る本家の墓がある。トヨタ自動車中興の祖と仰がれ、社長、会長を務めた豊田英二氏の父で、佐吉翁の弟である平吉氏の墓は探さないと見つからないほど目立たない。墓を見れば権力者のたたずまいがわかるものだ。三河に地盤がある豊田家はしばしば徳川家にたとえられるが、佐吉の嫡流と分家の格差は歴然たるものがある。その墓所の一角には、トヨタが自動車産業に乗り出す前から豊田家を支えてきた番頭たちも眠っている。世界に冠たるトヨタグループは、創業家を神輿に担ぐ本社と、多くのグループ企業によって成り立っているのだ。ところが、嫡流の豊田章一郎名誉会長と章男社長の父子はトヨタの株式をわずか0.45%しか保有していない。オーナーとは程遠い存在だ ………

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