「トヨタ叩き」米国の裏事情

「カイゼン」の神様が今や反面教師。電子回路がわからない米監督当局もおのれの非力とミスを棚上げ。

2010年4月号 COVER STORY [1千万台リコール]

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USA(米国)、いやSUA(Sudden Unintended Accel- eration 不作為の急加速)がトヨタ自動車を追い詰めている。戻らないアクセルに、効かないブレーキ。世界中で1千万台を対象にした大量リコール(回収・無償修理)が屋台骨を揺るがす。なぜSUAが全米を震撼させたのか、「恐怖体験」の一例を紹介しよう。中西部ネブラスカ州を南北に走る国道75号線。昨年12月14日夜、看護師のジャクリーン・ドノヒューは2006年型プリウスを運転して家路についた。隣の助手席には夫のジョン。夫婦ともシートベルトはしっかりと締めていたが、しばらくするとプリウスが急に加速し始めた。ジャクリーンがブレーキを踏む。どんなに踏んでもスピードは落ちない。ついに前を走っていたスバルのフォレスターに追突してしまう。夫は全身打撲で死亡、妻は一命を取りとめたが、顎を骨折し、今も後遺症に悩まされる。今年2月、過失お ………

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