2010年4月号 POLITICS [ポリティクス・インサイド]
民主党の小沢一郎幹事長と国民新党代表の亀井静香金融・郵政改革担当相の関係が冷え込んでいる。亀井氏は、民主党が推進してきた外国人参政権法案や夫婦別姓法案に「やりたければ連立を解消すればいい」と断固反対を表明。小沢氏は「鳩山政権を混乱させているだけじゃないか」と強い不快感を表している。特に外国人参政権は、小沢氏が意欲を示してきたテーマ。昨年末の訪韓の際に「(外国人参政権は)政府提案で出すべきだ。通常国会で実現するのではないか」と発言。自ら事実上の国際公約にした経緯もある。小沢氏がこだわる背景には、公明党が外国人参政権に前向きなこともある。民主党内では「小沢氏は外国人参政権を自民党と公明党を分断する材料に使う腹ではないか」と囁かれる。内閣支持率の急落により、今夏の参院選では民主党の苦戦が予想されている。単独過半数どころか、与党3党での過半数獲 ………
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