2010年4月号 POLITICS [ポリティクス・インサイド]
「オレはなんと言われようと小沢(一郎幹事長)を支えるぞ」。民主党の輿石東参院議員会長(73)の顔色が冴えない。小沢氏を庇い続けた挙げ句、自らも批判の矢面に立たされているためだ。しかも、北海道教職員組合(北教組)による違法献金事件は、日本教職員組合(日教組)を出身母体とし、今夏の参院山梨県選挙区で3選をめざす輿石氏の陣営にも影を落としている。2月20日。地元甲府市で開かれた支持者との対話集会では、不起訴となった小沢氏を「私は信頼している」と擁護したため、支持者から「これでは(参院選を戦うのは)無理だと思う」との声が上がった。にもかかわらず輿石氏は「私は姿勢を変えない」と言い切った。それどころか、自ら小沢氏に「辞任の必要はない」と進言しているという。そんな輿石氏に参院民主党内では「なぜ、あそこまで擁護するのか」と訝る声がしきりだ。輿石氏は北教組事 ………
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