官僚頼みの「鳩山新成長戦略」

政治主導とは名ばかり。「新戦略ができても潤うのは官僚だけ」という亡国のシナリオも。

2010年4月号 BUSINESS

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本格的な景気回復が遅れ、デフレも深刻化している日本経済を蘇らせようと、鳩山政権が新成長戦略の策定に躍起になっている。しかし、「政治主導」とは名ばかりで、実際は官僚頼みである。焼け太りを狙う霞が関の暗躍も目立ってきた。2月10日、官邸4階の大会議室。鳩山首相、菅副総理兼財務相はじめ、閣僚全員が勢ぞろいし、「成長戦略策定会議」が開かれた。年の瀬の昨年12月30日、政府は「新成長戦略(基本方針)~輝きのある日本へ~」を決めた。経済無策と批判された末、各府省の文章をホチキスで留めて、体裁を整えたものだったが、輝きどころか、「具体性がなくて力不足」と評判は芳しくない。成長戦略策定会議は名前のとおり、生煮えだった基本方針を肉付けし、6月ごろに具体的な新成長戦略をまとめる司令塔だ。内閣支持率が急落している鳩山首相としては、政権を立て直す重要な意味を持つ。とこ ………

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