スマートグリッド日本版の死角

実はインターネットに続く「ウェブ3.0」の産業革命。金融からEVまで雪崩を打って呑み込まれる。

2010年3月号 LIFE [LABYRINTH]

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スマートグリッド――普通は直訳で「賢い電力網」、正式には「次世代送電網」と訳されている。IT(情報技術)を駆使して電力の効率化を図るシステム、というのがおおかたの解釈だろうが、そこに大きなフィクションが潜んでいるのではないか。グリッドとは、ウェブ(クモの巣)状のネットワークという意味であり、必ずしも送電系統とは限らない。1月19日、経済産業省の省内横断プロジェクトチーム「次世代エネルギー・社会システム協議会」が第7回の会合を開き、増子輝彦副大臣や近藤洋介政務官、大学教授ら有識者も出席して、スマートグリッドに関する中間報告をまとめた。政府の資料で「官僚のお絵描き」と笑われるパワーポイントのカラフルな図が、ふんだんに載っている。一目瞭然、その概念図(下図参照)から官僚がイメージする「スマグリ」の正体が浮かびあがる。まず「太陽光など再生可能エネルギー ………

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