2010年3月号 DEEP [ディープ・インサイド]
昨年10月、総務省の顧問を引き受けた中田宏・前横浜市長らの新党結成の動きは立ち消えになったかに見えたが、民主党の支持率が急落するや、俄然、騒がしくなってきた。関係者によれば「昨年末、東京で開催した『日本志民会議』を今年2月から全国各地で開き、新党結成の賛同者を集める。そのうえで参院選比例区に中田氏、東京・杉並区長の山田宏氏のほか、著名人を擁立する」という。新党立ち上げには、参院選候補者の運動資金に莫大な資金が必要だが、中田氏らを支援する財界人らが応援するとみられる。しかし、「首長連合」で連携を深めた、人気者の橋下徹大阪府知事は気脈を通じつつも、目下のところ新党への参加は否定している。中田氏らがめざすのは「反民主・反自民」の受け皿づくりだ。民主党の度重なる失点にもかかわらず、自民党の支持率は回復しない。このため、党内には「自民党の看板では参 ………
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