「公開会社法」は日本病に効く

「資本主義」否定の国から外資が続々逃げだす。千葉法相を焚きつけた法案で救えるか。

2010年3月号 BUSINESS

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千葉景子法相(上)と民主党の大久保勉参院議員Jiji Press今春、名だたる外資系金融マンが続々日本を去る。シティグループのダグラス・ピーターソン、サーベラス・キャピタル・マネジメントのルイス・フォースター、JPモルガン・チェースのグレッグ・ガイヤット。世界的に評価の高いバンカーだ。3人とも在日代表を務め、ピーターソンは本社シティバンクの最高執行責任者(COO)、フォースターは国際・アジア統括、ガイヤットはロンドンでコマーシャルバンク部門のトップに栄転する。が、異動を決めた本社の本音は違う。東京からトップ・バンカーを撤収させ、日本事業の比重を下げるとの意味合いだ。今や東アジア市場の中心は上海、香港、シンガポール。日本事業を重視していたゴールドマン・サックスですら、東京支店はアジア部門の傘下になり、世界最大の資産運用グループ、フィデリティも東京の株式ト ………

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