「ガザ掃討」住民巻き添えは戦犯か

国連人権理事会の報告にイスラエルは憤然。非戦闘員を「盾」にするテロリストとどう戦うか。

2010年3月号 GLOBAL

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「キャスト・レッド」(鋳造した鉛)――2008年末から09年初めにかけて、イスラエル国防軍(IDF)はパレスチナ自治区のガザ地区に、そう命名した掃討作戦を敢行した。この作戦で住民が密集するガザの建物は大破し、犠牲者は一般人を含め1200人を超えた。一般人を無差別に攻撃したのは戦争犯罪と批判されたが、イスラエルは憤然と否定している。だが、市民のなかに深く入りこんだテロリストや武装勢力とどう戦うのか。イスラエルだけの問題ではない。アフガニスタンとイラクで戦う米英などのNATO(北大西洋条約機構)軍、タリバンなどイスラム原理主義勢力と戦うパキスタン、さらに世界各地の紛争で各国が現に直面している切実な問題である。過去7年間、イスラエル南部にはガザから無数のロケット弾や迫撃弾が撃ちこまれた。08年だけで3300発を超え、強化防空壕と幸運のおかげで失われた人命は少ないが、10 ………

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