2010年3月号 POLITICS [ポリティクス・インサイド]
沖縄県名護市沿岸部の米軍新基地計画で官製談合の準備をうかがわせる「Fプロジェクト進捗状況(フェーズ2)」と題する資料が流出し、物議を醸している。同資料には「平成17(05)年12月26日」の日付があり、同年10月に開催された日米安全保障協議委員会で、「日米同盟│未来のための変革と再編」(中間報告)が発表された直後に作成されたとみられる。中間報告では米海兵隊普天間基地の移設先として名護市沿岸部辺野古でのL字形新基地を初めて表明。L字形は滑走路1本で、現行案のV字形に拡大する前の案だ。同資料には基地建設計画を、①護岸断面の見直し、②護岸の施工検討、③ケーソン仮置に関する検討などに分類し、スーパーゼネコンや海洋土木のマリコンに受注を割り振る記述もある。「石材調査(防衛施設庁→防衛施設技術協会)」と題する資料などから、防衛施設庁関係者がマリコンの仕切り屋などと連携 ………
オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。
FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。