日本空港ビル(JATCO)――オープンスカイの「寄生虫」

日航「更生法」で社員も銀行も地方も政府も痛みを負った。だが、羽田独占で生き血を吸う大家は今も…。

2010年2月号 BUSINESS [企業スキャン]

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「沈まぬ太陽」が沈んだ。満身創痍の日本航空が、企業再生支援機構の支援を受けて、ついに会社更生法適用を申請することが決まった。プレパッケージ(事前調整)型の法的整理によって、株主は株式価値の毀損か上場廃止で傷み、金融機関も3500億円の債権放棄を迫られる。役員は退陣、社員もOBも人員削減や年金減額をのまされ、国内線の路線縮小などで地方空港にも余波が及ぶ。なにより巨額の債務超過の穴埋めは国を通じて納税者にツケが回る。全員がそれぞれ痛みを負う阿鼻叫喚を尻目に、この病んだ巨象の生き血で太る“寄生虫”がいる。その名は日本空港ビルデング、通称JATCO。東京国際空港(羽田空港)のターミナルビルの大家である。国内線や国際線の旅客ターミナルを建設する一方、チェックインカウンターや事務所、物販スペースなどを航空会社や企業に貸し出しているほか、免税売店や駐車場の運営業 ………

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