鳩菅・仙谷「仕分け主義」の迷走

全共闘世代が揃う内閣中枢に統治や権力の論理はない。鳩菅も仙谷も「革命政権」気取りがすぎる。

2010年2月号 POLITICS [政権ガバナンスに綻び]

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「よろしくお願いします」。1月7日、内閣府政務官の津村啓介は新しい上司となった文部科学相・川端達夫の部屋へ駆け込み、頭を下げていた。鳩山政権のお屠蘇気分を吹っ飛ばした財務相・藤井裕久の辞任と副総理・菅直人の後任横滑り。「イラ菅」を押しつけられた財務省もいい迷惑だが、最も被害をこうむったのは菅側近の津村かもしれない。津村の守備範囲は国家戦略、経済財政政策、科学技術政策、地域主権推進と4分野にまたがる。地域主権は総務相・原口一博の所管だが、残る三つは菅が一手に担当してきた。「藤井ショック」で首相の鳩山由紀夫は菅を財務相に回し、国家戦略は行政刷新担当相・仙谷由人に兼務させた。科学技術は川端に移し、経済財政だけ菅に残した。この結果、津村は4分野で菅、原口、仙谷、川端とそれぞれ違う4大臣に仕えるという前代未聞の珍体制が現出した。1人の大臣を4人の政務官 ………

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