2010年2月号 POLITICS [ポリティクス・インサイド]
「新しい感覚で政治をする人たちと糾合する必要がある。一つの政党が失敗したときに受け皿になる政党を作る」年明け早々、自民党の舛添要一前厚生労働相が記者団を前に「新党結成」宣言を行った。「一緒になる人が野にいようが、現政権にいようが、自民党にいようが構わない」と、政界再編も視野に入れる考えを示した。舛添氏は「自民党に一番必要なのは小沢一郎氏よりもっと独裁的な指導者だ」と、谷垣禎一自民党総裁の「指導力不足」を厳しく批判。12月から政治家志願者や元議員を集めた「舛添政治カレッジ」も開講している。そんな舛添氏の「新党結成」宣言に、党内では「ポスト谷垣を睨んだパフォーマンス」「誰もついていかない」と冷ややかな見方が多い。が、舛添氏は水面下で執行部に批判的な菅義偉・元総務相とも連携しており、菅氏も「舛添氏となら一緒にやれる」と周囲に漏らしているという。 ………
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