天皇を蔑ろ小沢「おもねり外交」

常軌を逸した、中・韓政府を悦ばせるパフォーマンス。なんとまぁ、思い上がった精神構造ではないか。

2010年1月号 DEEP

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民主党の小沢一郎幹事長が「おもねり外交」で、異様なほどの対中、対韓傾斜を見せている。その典型が、12月10日から13日に北京を訪問した民主党大訪中団だ。米軍普天間基地の移設問題がこじれ、鳩山由紀夫首相がコペンハーゲンでの日米首脳会談を拒否されたちょうどその時、最高実力者の小沢氏は、過去最多の国会議員を率い、北京で胡錦涛中国国家主席と握手した。まるで米国への当てつけである。国際社会にこれほど誤ったメッセージを発する外交があるだろうか。民主党訪中団の正式名称は「(日中)交流協議機構・長城計画訪中団」。民主党国会議員143人(衆院議員116人、参院議員27人)に後援会関係者を加えた640人で、名誉団長は小沢氏、名誉副団長が参院のドンこと輿石東参院議員会長、団長が山岡賢次国対委員長だ。事務総長は細野豪志組織委員長が務め、北京で民主党役員会をそのまま開ける陣容だ ………

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