社長失踪で「ケイタイ広告」が廃業に

2010年1月号 連載 [IT万華鏡]

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約400誌の雑誌の公式携帯サイト構築を請け負い、手広く広告ビジネスを展開していたケイタイ広告(本社・港区)が12月1日、営業を停止した。10月には週刊ダイヤモンドと共同で就職活動応援サイト「就活キックオフ」を開設するなど、直近まで精力的に事業を展開していた同社が廃業に追い込まれた理由はO社長の突然の失踪だ。O氏は慶應義塾大学商学部卒。博報堂インタラクティブ局プロデューサーを経て、同社で子会社を設立。03年にスピンアウトしてケイタイ広告を起業した。08年3月には第三者割当増資を実施。エヌ・アイ・エフSMBCベンチャーズ、アトムなどから2億円を調達して資本金を3億8862万円へと大幅に増やしたにもかかわらず、失踪にまで追い詰められたのはなぜか。主力事業の「ケイマガ」は雑誌の携帯サイトを無料で構築する代わりに広告枠をケイタイ広告が独占管理、もしくは代理店経由で販売し ………

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