古川元久氏(内閣官房国家戦略室長内閣府副大臣、行政刷新会議・経済財政政策等担当) 

予算編成の公開こそ 「平成維新」の第一歩

2009年12月号 BUSINESS [インタビュー]

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――政権発足後、初の国会で、鳩山総理は「無血の平成維新」に挑む決意を表明しました。古川 これまで所信表明と言えば、官僚が準備した無味乾燥な文章を読み上げるスタイルで、一般の国民には関心の薄いものでした。「鳩山演説」は理念先行と評されましたが、わかりやすい言葉と自分らしい表現で、政治のあり方そのものを変える志を国民に切々と語りかける内容でした。多くの人たちが「政治が変わる」兆しを実感したと思います。

総理のリーダーシップ支える「3本の矢」

――古川さんは政治主導の「車の両輪」、国家戦略室担当の菅直人副総理と行政刷新会議担当の仙谷由人大臣を支える立場ですね。古川 新政権での仕事が始まってから、とにかく全力で走り続けています。大臣と副大臣、そして政務官のいわゆる「政務三役」で重要事項を相談しながら決めていくチーム行動はだいたい定着した感がありますが、目下のところ判断を下すべきことが多 ………

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