大阪読売広告社がお取り潰しになった理由

2009年12月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]

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読売新聞大阪本社の100%出資子会社、大阪読売広告社(大阪市)は11月6日、臨時株主総会を開き、清算を決議した。株主総会といっても、株主は読売だけ。関係者によると、お取り潰しの原因は、社員の「不祥事」。これに親会社の大阪読売が激怒したためという。近く刑事告発が行われ、逮捕者が出るとの噂も出回っている。大阪読売広告社は従業員約120人(06年3月期)。売上高は128億円(同)で広告業界44位。大阪読売の広告を専門に扱う代理店で、業界ではマンション広告に強みを持つ会社として知られていた。ある関係者は「同社の幹部が旧日商岩井(現双日)系デベロッパーと癒着して不明朗な取引を行い、過剰接待を受けていた」と漏らす。大阪読売広告社だけでなく、東京の読売広告社(売上高広告業界6位)や朝日広告社(同10位)、日本経済広告社(同15位)など新聞社系のハウス代理店は、新聞広告の激 ………

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