ペンタックスのデジカメ買収にJVC・ケンウッドが名乗り

2009年12月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]

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光学レンズ大手のHOYAが、傘下のペンタックスのデジタルカメラ事業に見切りをつけ、その買収に音響大手のJVC・ケンウッド・ホールディングスが動いていることが明らかになった。ただし、ペンタックスのデジカメは「シェアがベスト10圏外に低迷し、ブランド価値も乏しい」(精密大手)ため、交渉は難航しそうだ。HOYAは07年にペンタックスをTOB(株式公開買い付け)により買収し、08年に吸収合併した。HOYAがペンタックスを取り込んだのは「内視鏡など成長分野の医療機器の獲得」(関係者)が狙いだった。当時からデジカメ部門は「お荷物扱い」されており、投資銀行を通じて水面下で買い手を探していた。これまでにオリンパスなど同業他社に売却を打診したが、条件面で折り合わず、最後に浮上したのがJVC・ケンウッドとされる。もっとも、JVC・ケンウッドも経営再建の途上にあり、ファンドなども買収資金 ………

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